ヨーガン レールは衣服、テキスタイル、ジュエリーなどをデザインし、その自然素材をいかした製品が高く評価されてきました。

1966年の初来日以来、70年代はじめには日本に居を構え、日本やアジアの素材、技術を生かしたものづくりをしてきた彼は、技術や職人が無くなりつつあることと並行するかのように、自然が破壊されていくことに心を痛めていました。

農園と住まいを沖縄、石垣島につくったヨーガン レールは際限なく海辺に打ち寄せるゴミに悲しみと憤りを感じ、ほどなく自分で拾い集めたプラスチックゴミをまた使えるものにしようとランプをつくりはじめます。本展はその照明作品を中心に、美しい海と汚れた海のコントラストを捉えた写真などを展示します。

また、プラスチックゴミを海鳥が食べてしまい命を落とすという現実を撮影してきたアメリカの写真家、クリス ジョーダンによる写真作品も特別出品されます。

ヨーガン レールは人間の生活の根源にある自然に、もう一度目を向けてもらえるよう、海洋投棄された廃棄物から美しく、また実用性のある照明をつくりました。生前、ヨーガン レールも評価していたクリス ジョーダンの写真とともに、海からのメッセージが託されます。*

*「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2016」において、「Midway:環流からのメッセージ クリス ジョーダン+ヨーガン レール」としてプロデュース、展示されました。本展では、その一部が再現されます。

http://towadaartcenter.com/exhibitions/on-the-beach-jurgen-lehls-messages-from-the-sea/