新宿に建設されたオフィスをメイン機能とした複合ビルの周辺外溝および建物内部に現代美術の作品を設置する計画および実施。

■ プロジェクトについて
本計画においては、高層ビル群が立ち並ぶ、殺伐になりがちな都会の風景の中にアートを設置することによって事業全体の付加価値を高め、ある種のアメニティーを創出することをコンセプトとしています。同時に作品がそれぞれの品格を持ち、合理性や経済性の論理からではなく、現代日本人が忘れがちな精神面での豊かさ、環境を演出できるよう努めています。このようなコンセプトから、アーティストに開発の意図や建物の性格を理解してもらうことが重要となり、作家は空間と作品の関係をフレキシブルに考えられるアーティストを選定し、作品はすべて提案に基づく注文制作(コミッション・ワーク)としています。国内外から高い評価を得ているプロジェクトで、建築を含むプロジェクト全体が1996年日本建築学会賞(業績)を受賞しています。

■ 計画概要
場所:東京都新宿区西新宿6丁目
完成:1995年
事業主体:住宅都市整備公団 東京支社
設計・建設:(株)日本設計 (建築設計)大成建設(株)(建設工事)
設置作品点数:14点(作家10名)
参加アーティスト:ダニエル・ビュラン(フランス)/ルチアーノ・ファブロ(イタリア) ロバート・インディアナ(アメリカ)/ソル・ルウィット(アメリカ)/ロイ・リキテンスタイン(アメリカ)/長沢英俊(日本)/西川勝人(日本)/ ジュリオ・パオリーニ(イタリア)/ジュゼッペ・ペノーネ(イタリア)/ジルベルト・ゾリオ(イタリア)